陶工房 楼蘭

湯呑み、お皿などの磁器の通販なら【陶工房 楼蘭】

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陶工房 楼蘭
〒896-0028
鹿児島県いちき串木野市ひばりが丘
5638-2

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一つひとつ想いをこめて丁寧に手作りした湯呑みやお皿などの磁器をみなさまにお届けいたします。【陶工房 楼蘭】の磁器を通販にて販売しておりますので是非ご利用ください。

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一般的な磁器と当店の磁器の違い

  • 磁器とは

    一般的に売られている磁器のほとんどは、模様が無地のものや、和風なデザイン、色使いのものがほとんどです。 当店で販売している磁器は、今までに無いデザインの磁器を作りたいという思いから、「トライバルデザイン」を取り入れています。
    トライバルデザインとは、タトゥーなどによく使われるデザインです。それ以外にも、トライバルデザインから派生した、ファイヤーパターンなどの模様や、インドのメヘンディーも取り入れています。

    店主自身が、もともとシルバーアクセサリー好きであり、インディアンジュエリーやココペリグッズなども集めており、その中で、衣服やアクセサリーに多く使われているデザインが食器にあっても良いのでは?という発想から、磁器にそれらのデザインを取り入れ、他には無い磁器が生まれたのです。

    デザイン自体の魅力として、流れるようなラインがとてもスタイリッシュでカッコいいデザインとなっております。
    磁器とそれらのデザインが融合することで、カッコよくも暖かみのある食器として、一品入魂で制作しております。

    ありきたりなものを使うことに飽きてしまった方や、ちょっと変わったものをプレゼントしたいという方には特にお勧めの当店の磁器ですので、是非一度、手に取って頂ければと思います。

    湯呑み、茶碗、カップ、皿など日用食器として使えるものばかりですので、他とは違う個性のある食器を使いたいという方は、是非お買い求めいただき、磁器の魅力を感じて頂くと共に、個性的なデザインの美しさも楽しんで頂ければと思います。

磁器への絵付けの手法

  • 下絵付けについて

    磁器や陶器の絵付けには、「上絵付け」と「下絵付け」があります。
    上絵は本焼き後に絵を描き800度で焼き付けます。下絵は絵を描いてから本焼きを1280度前後で行います。

    下絵付けをする際には上絵付けの時よりも高温で焼く為、以前は高温に耐えられる絵の具の色が限られており、下絵付けの時に使える色もわずかでしたが、現在は高温に耐える絵の具が開発され、下絵でも鮮やかな発色も可能になりました。
    下絵付けは素焼きの状態の磁器に絵付けをしていくため、絵付けする表面が荒く、上絵のように緩やかにグラデーションをつけた表現は苦手ですが、技術力で十分カバーできると考えています。

    それに対して上絵付けは、本焼き後、釉薬の上から模様を書いていくので、表面が安定し様々な表現を可能としますが、高温や洗剤に含まれるアルカリ分に弱い為、ゴシゴシ洗うことはあまり出来ません。

    当店で販売している磁器は全て「下絵付けのみ」の磁器になりますので、手洗いする際も、食洗機で洗う場合にも剥がれ落ちてしまうということは少ないのです。

    また、上絵には有害物質が含まれていることが多く、カタログに「食品と触れる部分には使用しないでください」と明記してあるものもあります。特に昔の赤系の色には鉛がふくまれていましたので、現在一般に出回っているものは、人体に影響は無いものの、少しの懸念点がある為、当店では上絵付けは行っておりません。

○○焼きといった分類はありません。

  • コンセプト

    鹿児島には薩摩焼というものが江戸時代からあり、殿様への献上品であった「白薩摩」というものが現在もあります。上絵付けの有田焼に似ているのですが、磁器ではなく仁清(にんせい)という白い土を使うので陶器になります。
    地肌の色は軽くアイボリーがかっており、釉薬には八重貫入(やえかんにゅう)と呼ばれる細かい亀裂が入り、その上に上絵で鮮やかな絵を描き、口の部分には金彩が施してあります。


    白薩摩の欠点は貫入に汚れが入り込み経年変化で黒ずんでしまうということです。それが味わいだという意見もあるのですが、それゆえに敬遠されることも多いのも現実です。また、上絵は上記のような欠点があり、金彩は電子レンジで使えません。
    私が作っているものは、白薩摩に似ていますが異なるものです。さらに、有田焼とも異なります。

    焼き物には、酸化焼き・還元焼きと、二種類の焼き方があります。
    酸化焼きは酸素を供給しながら焼きます。還元焼きは酸素を遮断して焼きます。
    遮断の程度によって強還元、中還元などといいます。伝統的な有田焼は還元焼きです。

    磁器は還元で焼くことで地肌が白くなります。酸化で焼くとアイボリーやグレーがかった色になります。
    ただし、下絵具を鮮やかに発色させるためには酸化焼きが適しています。
    真っ白な地肌に鮮やかな発色の下絵というのは今のところ物理的に出来ないとされています。

    当店では下絵具の発色に重きを置いているので酸化焼きで焼いています。
    伝統的な有田焼の職人さんは「磁器を酸化で焼くなんて馬鹿げている」という人もいます。ただ、有田・伊万里・波佐見の個人作家さんたちの磁器の地肌はグレーがかっていたり、青みをおびているものもあります。
    多少の色の違いはそれぞれの個性ということで、良い悪いということはありませんが、当店の作品は白薩摩の欠点をおぎないつつ別物であるということで製作しております。